さて、また映画です。
今回は、「パッセンジャー」を見てきました。
人類移住で120年かかるのに、残り90年のところで目覚めてしまった主人公の物語。そしてもう一人、女性も目覚めた。
CMでは、目覚めたには意味がある。みたいな事を言っていたので、それはいったい!?
と楽しみに見に行ってきました。
見てからちょっと日が経ってしまったので細かいところまで思い出せないのですが、なんとなくな感じで書いていこうと思います。
話は宇宙船のところから始まる。
乗員乗客は全員冬眠状態。宇宙船は自動で飛んでいる。
流星群が来ても、バリアーのようなもので防ぎながら飛び、それで不具合が発生しても自動で修復するというなんとも凄いシステムだ。
ただ、その中で修復されない個所が出てきた・・・。
そんなときに主人公が目覚める。
120年寝ていたのだから混乱しているのだとコンピュータが諭す。
しかし、落ち着いたところで艦内を見ても誰もいない、、、他の誰も起きてない、自分だけだ。
そして、まだ目的地まで90年かかるという事実を突きつけられる!
最初は、ポッド(冬眠しているカプセル)に戻ろうとするが諦める。次に乗員のポッドがある操縦室に入ろうとするが開かず入れない。あらゆる工具を使ってこじ開けようとするが無理。
艦内を歩き回っていると働いている人を発見!
バーテンであった。
やっと起きている人に会えた、、、と思いきや、そのバーテンはアンドロイド。ロボットであった。
宇宙船の会社に問い合わせようとメールを打つも、届くのは19年後。。しかも料金だけはしっかりと発生する。
なんで一人だけ起きてしまったのか、眠りに戻る方法はないのか、、、あらゆる事を試したがむりだった・・・。
早く目覚める事などあり得ないと。。
本来であれば、目的地の植民惑星に到着する4か月前に目覚める事になっている。
なので食事は十分にあるし遊戯施設もある、、、が、それもいい加減飽きる。
ふとポッドを眺めてみると、女性に目が留まる。理想の女性だ。
ポッドのプロフィールから、その女性の名前はオーロラ、作家だという。その人の動画を見る毎日が続く。
そんなある日、ふと悪魔の囁きが・・・
だめだ、やってはいけないと自分に言い聞かせながら、ポッドのマニュアルを取り出し、ついに悪魔の行動をしてしまう。
オーロラを目覚めさせてしまったのだ。
それから目が覚めたオーロラには、コンピュータの不具合で目が覚めてしまったのだろうと。
当初は混乱の中にいるオーロラだが、だんだんと諦め始め、現状を受け入れ始めた。
それからはだんだんとお互いに惹かれ始め結ばれることに。
そしてついに指輪を渡そうとしたとき、
お互いに嘘なんかないね、
という言葉を発したとき、すべてが狂い始める。
バーテンから、オーロラを目覚めさせるのにずっと悩んでいたと聞かされたのだ。
機械の不具合ではなく、彼が故意に目覚めさせたと・・・。
100年の恋も一瞬で覚める言葉を聞かされたオーロラは、彼を許せるはずもなく。一切を拒否し始めた。
謝ろうとしても話も聞いてくれない。
当然である、人の人生をぶち壊したのだから・・・。
それから宇宙船にも異様なことが起こり始める。
停電したりお掃除ロボットが壊れたり・・・。
そんな中、主人公が木を広場に植えた。緑があると落ち着くだろうと。
そして更なる異変が。
また目覚めた人がいた。モーフィアスである。いや、名前は違うだろう、だがマトリックスのモーフィアスその人である。
モーフィアスは乗員の一人であったため、操縦室に難なく入れる。
まず原因を探るため、ポッドを調べる。
主人公とモーフィアスは機械の不具合で起こされたことがわかる、、、が、オーロラは無理矢理起こされたこともわかる。
一人で1年以上過ごしてきたが、それは決してやってはいけない事。。でも一人で死ぬまで過ごさねばならないことを考えればわからなくもない。。
それから不具合の原因を下がるが、モーフィアスは無理矢理起こされたときに宇宙酔いにかかり余命いくばくもないと判明。
そして最後に、二人でいがみ合ってても仕方ない、二人で協力して乗り切れと言って逝ってしまった。
最後に乗員のキーを託された。
それから機関室で原因を探ることに。
すると、2年前に隕石が衝突して動力の熱を輩出する箇所が故障していることがわかった。
直すには外側から開けるしかない。
ドアを開けたら排出レバーを入れれば、熱が排出されて直るはず。
宇宙服で外から開けてみるが、レバーを入れ続けないとすぐにしまってしまう。レバーを支え続けるしかない。
オーロラは無理だから戻って来いというが、このままでは宇宙船は壊れ乗員乗客5000人が死ぬことに。
悩みに悩みレバーを入れるオーロラ。
熱は排出され修復される宇宙船。
しかし主人公は熱の排出とともに吹き飛ばされてしまった。
すぐさまオーロラも宇宙服に着替えて追いかける。
安全装置のロープも切れて宇宙を投げ出されている主人公。追いかけるオーロラ。
もう少しというところで届かない!
と思ったところで、漂うロープを掴み連れ戻すことに成功する。
すぐさま医療ポッドに入れて診断させるも死亡を確認。
蘇生を試みる。
ここでモーフィアスのキーが役に立つ。
なんとか一命を取り留めた。
それから平常を取り戻した宇宙船。
医療ポッドであることを発見した主人公。
このモーフィアスのキーを使えば、冬眠状態に出来るという。ただし一人だけ。
もともと一人だったから元に戻るだけ。
君を起こしたのは僕だから、、、
それから、、、
バーにて、私損ねていた指輪をオーロラに渡せた主人公・・・
それから90年後
宇宙船で目覚め始めた乗員乗客。
広場に行ってみると、、、
森が出来上がっていて、鳥たちが飛び交っている景色があった。。。
==========
と覚えているところでこんな感じでした。
なんというか、、、
オーロラが目覚めたのって、主人公が起こしたんじゃん!
奇跡的に目覚めたとか、運命とか、、、意図的じゃん!映画の中でも言っているけど、これって殺人ですよ!
そして、目覚めたのには理由がある、、、
まぁそうだよね、システムの不具合で起こされちゃったんだもんねぇ。それ以外にないよね~。。。
最初は、技術者だっていうから、実はクルーなんかよりすごい技術者で、主人公にしか直せないから、、、仕方なく起こしちゃった、、、みたいな流れなのかと思ったら・・・。
全然違いましたね。。
途中、モーフィアスも言っていたけど、偶然に美男美女が起きるなんてことはあり得ない、、、と。たしかにっ!
この映画のポイントとしては、やはり主人公が女性を起こしてしまう、というところでしょうか。
許されるか許されないか、という議論がされているようです。
他人の人生を壊す行為であるから、やはり許されない、と思うけれど、残りの人生数十年を宇宙船の中で一人で生きていくとなったら耐えられないんじゃないかな。だからと言って自殺する勇気もないし・・・。
なかなか考えさせられる内容でした。
あとどうでも良いことだけど、二人で数十年生きていたという事は、その分食事も取っていたと思うんだけど、宇宙船の食事って自給自足じゃないと思うんだよね。計画では、到着4か月前に目覚めるから、4か月分の食事を用意すれば良いだけ。だから自給自足のシステムを作る必要はないかなと思われる。
そんな中で、数十年を二人だけとはいえ食べ続けたら確実にその分減っているよね。足りなくなった人もいるんじゃないかな・・・。
そんなところへ描かれてなかったけど。。
あとちょっとしたツッコミではあるが・・・。
恒星の重力ターンのシーン。推進力を上げるために恒星の重力を利用するってシーンだけど。
あの時に、わざわざ重力ターンやりますよーって放送が流れるんだよね。本来ならみんな冬眠していて寝ているはずなのに。なんで放送されてたんだろ。。。
それとそもそものツッコミかもしれないけど・・・。
みんなが目覚めるのが到着4か月前なんだから、それまでは船内は完全にダウンしていても良かったのでは?
バーテンのアンドロイドが動いていたり、食堂で料理が出てきたり・・・。なんで動いていたんだろ、、と不思議に思ったかな。
ポッドが開いたら起動するようになっていた、と言われればそうなのかもしれないけど・・・。
ちなみに最後のシーンで、鳥たちがいたんだけど、あれってどこから来たのかな・・・。